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知の社会還元

コラム
2024.10.31

「エッジの効いたディープテック(革新的技術)企業が多い」。そう評されることも多い京都大学発スタートアップ。厚い基礎研究の蓄積を基に、20年後の世界を変える企業が数多く生まれています。

2023年度時点の企業数は273社。その多くはバイオ・創薬、工学、化学系の研究に基づく高度な技術を持つスタートアップです。

次世代エネルギー技術として期待が高まる核融合発電炉の設計・製造をめざす企業や、薄くて軽い太陽電池開発により場所を選ばず発電できる仕組みを作ろうとしている企業、真のワイヤレス送電実現をめざす企業などへの注目が集まっています 。京都大学で開発されたiPS細胞(人工多能性幹細胞)技術を用いて薬剤候補を探す「iPS創薬」の分野では、人への応用をめざした臨床試験が始まった企業もあります。

世界にない会社を作る。それを可能にするのは、研究者の興味や好奇心を出発点とした真理の探究を続けてきた研究文化にあります。京大スタートアップは、破壊的イノベーションをもたらし、既存の市場や産業構造を根本から変える可能性を秘めています。

すでに社会で活用されている技術も多くあります。知的財産収入は2023年度で263件、約18億円。生命科学や工学関連の知的財産が多く、iPS細胞を作るための基本技術や、企業との共同研究成果から生まれた半導体製造装置、果樹の新品種など、幅広い分野の知的財産が含まれています。

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