電気自動車用革新型蓄電池開発
工学研究科 教授
本研究プロジェクトは、電気自動車駆動用の革新的蓄電池を実現するブレークスルー技術の創出をめざし、2009年度から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業として実施されています。京都大学を代表機関に、複数の大学と企業が参画するプロジェクトです。
地球温暖化対策計画で掲げられているCO2排出削減目標。その目標を達成するための重要な施策の一つが自動車の電動化と考えられており、自動車メーカーからは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数を2020年代中に年間数百万台規模とする計画も発表されています。しかし、現状のEV・PHEVに使われる車載用蓄電池は、航続距離や充電時間などの利便性が不十分で製造コストも高く、こういった要因が電気自動車普及への高い障壁です。本プロジェクトではこれまでのプロジェクト成果を踏まえ、これらの課題に向けて2021年度から5年計画で新たな研究開発に着手しています。