気候変動に関するインドとバングラデシュにおける研究プロジェクト「TAPESTRY」
情報学研究科 教授
本プロジェクトは、“Transformations to Sustainability (T2S)” 研究プログラムの一つで、京都大学は共同研究機関として本プロジェクトに参画しました。
T2Sは、NORFACEとBelmont Forumによって資金提供されている国際共同研究プログラムで、国際共同研究を通じて持続可能性に関する学際的な研究の中心に社会科学と人文科学を置き、この分野における研究計画の規模と範囲を段階的に変えることによって、持続可能性研究の領域を再構築することに貢献しています。
本プロジェクトでは、気候変動の不確実性による影響を最も受けやすいとされる限界環境において、統治、幸福、アイデンティティと生活の質が、持続可能性を保つためにどのように変わり、それが様々な限界環境地域で同時多発的に生じるのか、広い社会の変革へとつながるかについて探っています。インドとバングラデシュの脆弱な沿岸地域である、ムンバイ、スンダルバン、カッチに焦点をあてた研究活動を実施しました。