農学研究科附属農場の地域社会との連携の取り組み
農学研究科附属農場
本農場は、1923年に京都帝国大学(当時)に農学部が設置されたことに伴い、1924年に現在の京都大学北部構内(京都市左京区)に開設され、1928年には大阪府三島郡磐手村(当時、現在の高槻市)にも設置されました。その後、2016年に高槻市から京都府木津川市に全面移転。1998年以降、農学研究科生産管理科学講座が置かれ、この講座に所属する教員が中心となり、教育研究に携わっています。本農場には、環境負荷の少ない農業生産を実証するための新たなコンセプトに基づく水田や畑地、果樹園、施設園芸用温室がつくられています。学内外の研究者と広く共同研究できるプロジェクト研究用の研究室と圃場もあることから、京都大学だけでなく国内外の研究者の研究・研修の場としても広く活用され、関連分野を先導する研究者や指導者を輩出してきました。
本農場では、中学生や小学生に向けた体験学習や見学会、一般市民に向けたオープンファームや公開講座を年間を通じて行われるなど、地域との連携が盛んに行われています。また、京大ビールの開発など、企業との連携した共同研究も積極的に進めています。