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with/post コロナ時代の微生物検査基盤の構築と感染制御における産・官・学連携

医学研究科
医学部附属病院

京都大学医学部附属病院は、2020年8月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延による医療崩壊への懸念から、新規感染者数を抑えるための提言を発表しました。本院と京都市は、この提言とそれまで京都市保健所と医学研究科臨床病態検査学教室が連携してCOVID-19対策に取り組んできたことを踏まえ、2020年11月1日よりCOVID-19対策に対する包括連携協定を締結しています。具体的には、地域での検査体制の拡充や京都市地方衛生検査所と連携したCOVID-19のゲノム解析、京都市内の高齢者施設を中心とした感染症対策への貢献等があります。これらの取り組みや研究の成果は、順次アカデミアの立場から社会に還元しています。2023年度以降は、Think gobally, act locally の精神から、COVID-19のみならず、さらに対象疾患を拡大して流行性感染症対策にも幅広く貢献していきます。

また、私たちは臨床検査・感染症対策の専門家として、企業の皆様とともにCOVID-19関連試薬や機器の開発や、保健所機能のデジタル化のためのアジャイル開発にも寄与しています。これらの取り組みは、今後の新興感染症への備えに資するものと考えており、産・官・学連携による盤石な感染症対策の基盤を構築していきます。

 

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