京都市開発野菜種子配布センターの「新京野菜」開発への協力
農学研究科附属農場
栄養価が高く、生産時のエネルギー消費を抑えられることから環境に優しい旬野菜。京都市では、市内産の旬野菜の伝統を守り、さらに発展させていくために「京の旬野菜推進事業」に取り組んでいます。その中のプロジェクトの一つが、京都の気候風土に合わせた新しい野菜「新京野菜」の生産販売の強化です。
京都大学は、京都市が西京区大原野地区に設置した京都市開発野菜種子配布センターに協力して「新京野菜」の開発に取り組んでいます。そこで生まれた有望品種の種苗は、市内の農家に有償配布することで生産を広めており、 2023年現在「新京野菜」として認定されている野菜は12品目。京てまり(トマト)、京唐菜(葉トウガラシ)、京ラフラン(大根・キャベツ・コールラビの属間雑種)など、美味しさはもちろん育てやすさや栄養価の高さといった、さまざまな特長を持つ野菜が開発され、これからの京都の食文化を支えることが期待されています。