光を操るナノ技術で超スマート社会に貢献する
工学研究科
さまざまな分野で応用されている「光」を自在に操ることができれば、私たちの生活や科学技術に革新がもたらされるでしょう。そこで私たちは、「フォトニック(光)ナノ構造」を用いた光制御の研究に取り組んでいます。具体的には、用途に応じた光物性を持つナノ構造を設計・探索し、さらにそれを人工的につくり出して光を制御するというもので、たとえば半導体チップ単体から高出力で平行なレーザービームを出射したり、狙ったビームパターンを出射したりすることが可能なフォトニック結晶レーザーという世界に先駆けた新たな光源の開発を行っています。研究成果は、車の自動運転やロボットの自動走行に不可欠なリモートセンシング、海洋や宇宙における光センシング・光通信、レーザー加工などのさまざまな分野に活用でき、来る超スマート社会を支える重要な基盤技術として期待されています。