Researcher

研究者

教育はどこから来てどこへ行くのか

高橋雄介
教育学研究科

教育は国家百年の大計と言われます。そのような長期にわたる教育的効果をわかりやすいモノ・コトをもって短期間の研究で示すことは難しいようにも思われます。しかし、私は、人間の性格(パーソナリティ特性や気質)や社会性(共感・協調・粘り強さ・コミュニケーションなど)の発達のしかたやその個人差に着目し、教育心理学・発達心理学・行動遺伝学・心理情報科学などの複数の観点から、データサイエンスを重視し、科学的な根拠にもとづく教育関連の施策について考えることで、より効果的で持続可能な教育のあり方の検証に寄与できると考えています。子ども期から生涯にわたって続く学習に関して、国家百年の大計の一助となるべく、政策決定などの巨視的な見地と学びの個別最適化などの微視的な見地の両者に対して、学術的・社会的示唆を与えることのできるような個人差の教育心理学に関する基礎研究を行います。

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