データ分析の知見を適切に意思決定に活かす
経済学研究科
情報技術の発展とともに、経済・社会の多様な事象について、大規模なデータを収集・分析することが可能となっています。データを適切に収集・分析し、その結果を適切に解釈することができれば、政策評価・政策立案やビジネスにおける意思決定のために役立つさまざまな知見を得ることができます。私の研究分野である計量経済学の目標の一つは、そのような重要な意思決定を行うために、データをいかに収集・分析・解釈できるか考えることです。特に、私は統計的因果推論と呼ばれる、原因とそれによって生じる結果との関係を推論する統計学のアプローチを応用・拡張することで、経済・社会に関わる意思決定に活用できるデータ分析方法を開発したいと考えています。