Researcher

研究者

山から海へ世界をつなぐ、スマートな河川管理

カントシュ サメ アハメド(Sameh Ahmed Kantoush)
防災研究所

河川を流れる水と、水により運ばれる砂や石といった土砂を取り巻く環境は、ダム建設、灌漑整備、森林伐採、砂利採取などの人間活動によって変化し、食料安全保障や水供給、河川環境などを脅かしています。私は、画像による土砂移動のモニタリング技術を開発し、土砂と洪水の関係を流域スケールで研究することで、河川生態系を改善し、気候変動に直面する河川周辺地域のレジリエンス(回復力)を強化することに取り組んでいます。さらに、当分野における日本での知識と実践を、フィリピン、ベトナム、マレーシアなどの東南アジア諸国と共有し、水資源を確保しつつ災害リスクを低減する戦略も提案しています。世界中の河川が同様の課題に直面する中、総合的な河川流域管理のために独創的なアプローチを開発することが、私の使命です。

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