Researcher

研究者

しなやかなガラスが支える次の環境技術

堀毛悟史
理学研究科

ガラスはわれわれの身の回りを支え、彩るものとして欠かせない材料です。紀元前2000年から人類が扱ってきたガラスは、現代では建築物や光ファイバーなどのインフラにも使用され、いまやガラスなしでの生活は成り立ちません。ガラスの持つ特徴といえば、「脆さ」がイメージされるでしょうか。ほかに「電気を流さない」「緻密で風雨を妨げる」といった特徴もあります。もし、このような従来の印象を覆すガラス、たとえば「しなやかなガラス」や「調湿するガラス」を生み出せれば、情報社会や住環境に新しい形を提供し、エネルギー問題にも貢献できます。私は、金属と分子の化学結合をうまく利用することで、このような新しいガラスを創り出す研究をしています。将来的にこの研究が、社会を支える材料技術として花開くことを願っています。

Go to page top