Researcher

研究者

社会システムをアルゴリズムで最適化する

川原純
情報学研究科

私は、社会システムをアルゴリズムによって最適化する方法を研究しています。電線のネットワークで電気を家庭に運ぶにあたって、電気を停止させずにメンテナンスを行うための切り替え手順を考案したり、国政選挙の選挙区を策定する際に一票の格差を小さくするための選挙区の分け方を考えたり、災害時に住民が避難する避難所を最適な方法で割り当てたりと、社会システムには解決すべきさまざまな課題が存在します。これらの問題を、点と点を結ぶ線からなる構造である「グラフ」として表現し、グラフの問題を解くための方策である「アルゴリズム」を考案することで、より良い最適化の方法を模索しています。研究論文発表だけではなく、実際に社会で動くアルゴリズムの実装をめざして、日々の研究に取り組んでいます。

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