Researcher

研究者

無駄のない美しい分子を設計し、集めて機能化する

田中隆行
工学研究科

一般に分子はナノメートルのサイズですので、機能性材料として扱いやすい形にするには、ひとつの分子を少なくとも10の6乗倍くらいまで大きくするか、あるいは10の6乗個の分子を集める必要があります。しかし、ただ集めただけでは機能が損なわれてしまうことが多く、集め方や単位となる分子の設計を工夫することが求められます。私は、無駄なく高度に設計された分子を創り、それを高密度に集積することで、既存の物質の機能を凌駕する材料を生み出し、エネルギー問題の解決に取り組みたいと考えています。基礎研究によって最適な分子デザインを追求し、美しく多彩な物質を供給することが、将来的に地球規模の課題を解決に導くブレークスルーにつながるでしょう。

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