熱帯林保全と社会的持続性研究推進ユニット -KU TREE-

京都大学の特徴の一つであるフィールド研究。「熱帯林保全と社会的持続性研究推進ユニット」は、アジア・アフリカ、南アメリカに広がる熱帯林をフィールドに、熱帯林生態系とそれに大きく依存する人間社会を対象にした研究を、それぞれの視点から進める研究者たちが集まり設立されました。

貧困削減、気候変動などの現代社会における課題は、森林の問題と密接に結びついており、熱帯林の持続可能な保全管理の仕組みや社会生態システムの確立に向けた研究・実践が強く求められています。さらに、熱帯林での問題が深刻化、複雑化する中で、分野横断型・越境型研究の重要性が指摘され、熱帯林研究に携わる多分野の研究者の協力が一層必要とされています。それらを踏まえ2016年に設立された本ユニットでは、気候変動対策や持続可能な開発目標に関わる研究者が分野の壁を越えて協力体制を構築し、社会や世界に類を見ない、独創的な異分野融合教育研究活動を推進することをめざしています。