Researcher

研究者

病気に強い植物で未来の食料安全保障に貢献

峯彰
農学研究科

われわれ人間と同じように、植物も病気になります。その多くは、病原性のカビや細菌、ウイルスなどが原因となる感染症です。これまで人類の歴史の中では、植物病に起因する飢饉が幾度となく起こってきました。そして現在でも、植物病は食料安全保障を脅かす重要課題です。皮肉なことに、人間活動が引き金となっている地球規模の気候変動によって、植物病の発生はますます増加するとされています。この難題に対処するために、私は、気候変動によってもたらされる気温の上昇や降水量の変化が植物病の発生にどのような影響を与えるかについて深く理解するための研究を進めています。得られた知見をもとに、病気と気候変動に強い植物を創り出し、未来の食料安全保障に貢献したいと考えています。

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