Researcher

研究者

速く、安く、上手く、コンピュータで薬をつくる

奥野恭史
医学研究科

医薬品開発には1000億円以上の多額の費用と10年以上の長い年月が必要とされています。私は、人工知能(AI)やシミュレーションなどのコンピュータ技術を用いて、より速く、より安く、より効果的な医薬品開発をめざしています。具体的には、患者の遺伝子情報から病気の原因となっている分子を特定するAIや、その原因分子に作用する薬剤の化学構造を自動設計するAIの開発に取り組んでいます。また、「富岳」などの世界最高レベルのスーパーコンピュータを用いて、薬剤の効果や副作用を予測するシミュレーション技術の開発も行っています。将来、私が開発するコンピュータ技術によって創り出された薬が、治療法のない病気で苦しんでいる多くの患者を救うことが私の夢です。

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