サステナブルなエネルギー開発をめざして
工学研究科
世界人口の増加にともない必要とされるエネルギーの増加や、脱炭素社会に向けた発電方法の転換も求められるいま、新しい資源の採取方法や発電方法が必要とされています。 たとえば、CTスキャンやレントゲンでX線といった波を通して身体の内部を調べるように、地下構造の調査方法の一つとして波を地下に通し、その特性から地下の構造を知る手法があります。私は、岩石試料に人工的に波を透過させる実験や、フィールド観測の記録、さらには自然地震の記録を活用して、地下の詳細な構造と波形特性の関係を明らかにし、環境負荷が少ない資源探査や次世代の発電方法の開発につなげようとしています。そして持続可能な社会の形成と成長に貢献したいと考えています。